チャドクガ ― ツバキ・サザンカに毎年つく、触れてはいけない毛虫

※本文は構成イメージです。実際の制作時には貴社の連載本文に差し替えます。

食害を受けて穴があいたツバキの葉
※イメージ画像(AI生成)

庭にツバキやサザンカがあるお宅から、初夏と初秋に決まっていただくご相談があります。「葉が食べられて透けている」「洗濯物を取り込んだら体がかゆくなった」。多くの場合、原因はチャドクガです。

どんな虫か

チャドクガはドクガ科のガで、幼虫がツバキ・サザンカ・チャなどツバキ科の葉を食べます。年に2回、5〜6月と8〜9月に発生します。幼虫は数十匹が並んで葉裏につき、はじめは葉の裏側だけを削るように食べるため、表から見ると葉が白く透けて見えます。

やっかいなのは、幼虫の体に生えている毒針毛です。長さ0.1ミリほどで、風で飛びます。直接触らなくても、洗濯物や庭の物に付いた毛に触れて赤くかぶれることがあります。

見つけたときにすること

まず、近づかないことです。そのうえで、次の順で進めてください。

  • 洗濯物を屋内に取り込む。近くに干さない
  • 肌に毛が付いたら、こすらない。ガムテープで押さえて取るか、シャワーで流す
  • 葉裏に群れている段階なら、その葉ごと枝を切り落とし、袋に入れて密封する
  • 作業のときは、長袖・手袋・ゴーグル・マスクを着ける

やってはいけないのは、棒で払い落とすこと、そして強い風の日に作業することです。どちらも毛を周囲にまき散らします。

刺されてしまったら

こすらず、粘着テープで毛を取り除いてから、流水で洗い流します。症状が広がるときは皮膚科を受診してください。着ていた服は、他の洗濯物と分けて洗います。

来年、出さないために

チャドクガは、卵の状態で枝に残ります。落葉期に枝の様子を見て、卵のかたまりが付いた枝を切り取っておくと、翌年の発生量が大きく変わります。あわせて、込み合った枝を間引いて日と風を通すことも予防になります。

ツバキやサザンカを庭から抜く必要はありません。発生する時期と場所がはっきりしている虫なので、時期を押さえた手入れで十分に付き合っていけます。

手に負えないと感じたら

木が高い、範囲が広い、脚立が必要——このいずれかに当てはまるときは、無理をなさらないでください。毒針毛は作業中に最も飛びます。当社では、発生時期に合わせた防除と、卵のうちに取り除く冬の剪定の両方をお受けしています。

他の虫については庭木の害虫図鑑(16種)にまとめてあります。

読んでも解決しないときは、見に行きます

木1本のことでも、工事のことでもご相談ください。

静岡市の造園会社です。庭木一本の剪定から、のり面緑化・公園整備まで承ります。

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